世界が変わる
原発
地震大国に原発
専門家は安全性を訴えてたけど、どうにもこうにも不安でしかたなかった
一部の専門家は裏づけのある否定をしていた
両者の見解があって、けど、今こうなって
とんでもないものを許してきてしまったんだな ということをわたしたちは認めなければいけない
わたしたち国民はなんだかんだ言って受容してきたんだてことを
原子力、火力、水力、風力
どの電気が原子力、とか分かれてないし
うちは原子力ですのよ あらうちは風力ですのよ
とか選択できないし
結局使ってることで受容してるんだ と
再処理できるからごみも出ないし経済的だ なので環境にもいい
地球にやさしい 安全だ
この言葉は地震大国のうえに成り立つものだったんだろうか
放射能は使ったから、仮にもう使えないからといって
燃えるごみの日にゴミ袋に入れてポイはできない
目には見えないけど、消えてなくなりはしない
地面に降り立ったものは土に浸透し、地下水に浸透していく
海に降り立ったものは魚に海草に
人や動物の皮膚や口や鼻から入ったものは体内に沈着していく
けっしてなくなりはしない物質
そしてそれが生き物にとって良薬ではないということ
けど便利だから
蛇口ひねれば水が出るのと同じように
スイッチひとつでなんもかんもできちゃうから
これだけの理由で許してきてしまってた
これはわたしたち国民、みんなの問題です
もうこれからは絶対作りません
ていうか もう建設現場提供するとこないけどね
夕べ友だちに電話したんです
ふつふつと溜まったものがもういっぱいになりかけてて
だーっと喋ってしまった
被災地の方は粘り強く、いや、粘ってるわけじゃない
厳しい状況を強いられてる中でほんとにほんとによくがんばってる
わたしはガスも水も、それこそ電気もなにひとつ不自由ない暮らしの中でたった3、4日で音を上げた
この根性なしめ
友人は根性なしの話を気長に聴いてくれた
わたしはこの危機に、ただ黙ってみてるだけというのが悔しい それだけ
ほんとなら飛んでいって
瓦礫を手でもなんでも掘り起こして助けたい
不安で眠れない、家族を友人を亡くした人のそばへいってなんもできんけどただそばにいたい
わたしだって放射能は怖い 浴びたくない
けどそれよりも何よりも逃げたくない
けど けっきょくそのどちらもできない
逃げるのも飛んでいくのも
けっきょく今は専門家に任せるしかない
のこのこ行っても足手まといになるだけ
政治家、原子力専門家、自衛隊、各国のレスキュー、医師
それぞれの分野でそれぞれがやれることを精一杯やっている
だからそれを信じてわたしたちもやれることをやる
朝起きて子どもにご飯食べさせて、自分も仕事に行く
今までどおりの生活をする
ひとつひとつは小さいけど経済をまわす てこと
いずれ被災した彼らが元気に戻ってくるであろう場所をちゃんとつくっておく
元気な社会をつくっておく てこと
働けるんだもの
がんばって底上げしないとな
てここまでくるのに時間かかりすぎだよな
長々きいてくださってどうもありがとう
今日もがんばって働きまっする
愛の点滴注射や