意志

女神ちゃん

2011年04月06日 22:36

この時世
ほんとにいろんな人間の業が表に出てきている


「これを飲むと、体内に入った放射性物質を排出できる」
といって根拠のない健康食品を高額で売りつける者

「お宅に眠る貴金属を被災地への義援金に」などという義援金詐欺

「福島からのお客、宿泊お断り」


ん~


ブログやHPで、近いうちにもっと大きな地震がくる とか 政府は事実を隠して真実を公表しない
実は高濃度の汚染が始まっている  
学校や仕事に行っている場合ではない  今すぐ逃げろ とかいうような記事を平然と載せている人

私は神の意で動いている
神は霊山位山を開けと言っている
私の言うことは神の言うことだ
信じない人間はアセンションできない とか


ん~ん~



そりゃ義援金詐欺や宿泊拒否はもってのほかやけど、もっとたちが悪い、とあきれているのが
上のような不特定多数の大勢の人に向けた言葉の呪縛だ

そしてもっとあきれているというか驚いたのがこれらに恐ろしい数の人間が惑わされている
ということ

神の意で、自分の意はないのか
位山が霊山というなら、とっくに開かれている
位山はすべてを見てきた
すべてを受け止めている
あなたが神だというならわたしも神だ

信仰は自分の中にあるものだ

人に操られるものではない





他人を否定するつもりはないしそんなこと書きたくもない


けど、わたしは怒っている


そのように人をひきつけておいて、ほらやっぱりそうなった だから言ったでしょ?
というんならそういえばいい
それに対してはもうなんとも思わない

けどわたしは怒っている
どうにもこうにも怒っている

なぜそんなに惑わされるのか
なぜそんなに自分がないのか



原発が危険なものだと知ってか知らずか、今までその恩恵に甘んじてきたのは誰だ

電気を使うことでその原発を容認してきたのは誰だ

地震大国で原発を推進する政治家を生み、彼らをのさばらせてきたのは誰だ

誰だ


みんなみんなわたしたちじゃないか

わたしは悔しい

わたしは叫びたい


地震は前からわかってたことだった という研究者、つまり他人、自分じゃない人間ををたたいて否定してそれでその矛先は次はどこへ向かう?


原発反対 と言って、この日本で社会生活しながら 反原発の映画上映をして
この震災直後、放射線が風にのってやってくるっていって仕事ほっぽりだして被災地でもない高山から西へ と避難するとか

さらなる大きな地震が来るみたいだから いよいよ福島の原発吹っ飛ぶみたいだから こんなふうに仕事や学校行ってる場合じゃない お店開けてる場合じゃない だから逃げろ、逃げるんだ とか




今 こんな大きな地震がきて、津波がきて こんなことになってしまって
もしかしてもう日本復興できないんじゃないかって不安になる、なってる人間は一人じゃない
たぶんみんなそんな暗い気持ちを抱えている


けど被災していない地域のわたしたちが 今逃げてどうするというんだろう
だいたいどこへ逃げるというのか この狭い島国日本から 周りを海に囲まれた日本 その海に放射性物質を垂れ流しているこの島国から

何から逃れたいのか 何から逃げようとしているのか




25年前のチェルノブイリ原発事故の放射能汚染は今もこの国を、世界中を脅かし続けている
25年たったいまでも草一つ生えないという 
もちろん人も動物も住めない

それじゃあそこに住んでいた人はどうなったのか
そこにすんでいた動物や虫たちはどうなったのか

逃げたくてもできない草や木はどうなったのか


そこを忘れないでほしい


もちろん今福島原発付近で避難しようと決めた人、できる人はしたらいい

いやしたほうがいい  できるなら


けど、たとえば家も仕事も失っていない高山の人間が、社会的に機能を果たせる人間がそこを離れることに疑問を感じる

被災してもとの場所に住めなくなった人を迎えいれる場所はないのか?それは誰がつくるのか
そういう社会はもうないのか?
自分だけ助かればそれでいいのか?


逃げたい人は逃げたらいい

怖い人は逃げたらいい

逃げるならできるだけ遠く 遠く
 遠く   遠く  

はるか遠く


遠く 何よりも遠く



わたしは今ここでそのときできることをしていく
こころの目で物事を見、こころで考え、自分の意志で動きたい

わたしはこの地球に生まれて、その恩恵を受けて生きている
魂が帰るところがあるなら わたしの魂はもう帰っている
おおげさに聞こえるけど、わたしはこの星で生まれ、生きて死んでいく
ただそれだけのことだ 
もしこの星が死ぬというなら
放射線防護の宇宙船で宇宙に逃げれる人は逃げたらいい
そして新しい星、第二の地球を作ったらいい

わたしはノアの箱舟には乗らない
この星と一緒に滅びるほうを選ぶ
無限の可能性を乗せたこの星とともに 自分の最後のときまで自分ができることをする
だってわたしという人間はそれ以上のこともそれ以下のこともできないから
それだけのことだ






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