雲のはやさ
ものすごいタイミングで電話がかかってきました
なにか飛んでいってしまいそうな空に
夏のなごりをとっておいたような雲と秋の訪れを見せる雲とが
空を模って
車を運転しながら
すごくいい歌をきいていて
冷たくもなく温くもない風が頬や髪をふわっと撫でていって
ちょうどその人のことを思っていて
ものすごくいい気分になっていて
なんて気持ちのいい日だ
まったく気持ちのいい日だ
なんて気分になっていたところに
着信です
これはもう魂が呼び合ったとしか思えません
電話の内容は 宇宙人に遭遇した
というのでしたが
そんな電話もこんな空みたいに笑って元気にやってるんだなって
なんていうのかそんな報告もわたしはうれしかったんだな
要領よく立ちまわれない世の中でやっぱり単純にしか生きられず
人と人とのつながりが希薄になっていく一方で
数少ないほんとに大事な人たちを大切に大切にしたい
大切なもの、失いたくないものが増えていく一方で
失うことの怖さを知っていく
それでもそんなふうにしか生きられない人たちを知っているから
わたしはそんな人たちを大切にして生きていきたいと思う