こうなったら
一日に二度の更新です
なんか昼間ちょっと気持ち悪いこと書いてますね(笑)
実家へ行ってきました
いろいろ考えることが多い一日です でした
なんでこんなにまわりがめまぐるしく変動するのかな
と思います
たぶん部屋でじっとしてたらそうも変動することもないかもしれんのですが
今は携帯電話やパソコンやメールなんてものがあって
部屋にいてもひとりではないというか
プライベートなんてないんですね
なんて言って
長時間じっとしてるのもあんまりすきじゃないので
もぞもぞと動いては
いろんな人に会ったりその辺のいろんなもの見て感動したり
たまには怒って鼻息荒くしたり
悲しくなったり
ほんとによくころころ気分が変わるもんです
ついてけません
実家は薪ストーブです
わりとあったかい12月
それでも山奥なのでやっぱりストーブないと寒い
年老いた猫が薪ストーブの前にこてんと横になって寝そべっていました
まだ夕飯を食べていなかったわたしたちに
父が石松鍋(アルミの鍋に野菜やうどん、汁がセットされて売ってるもの)を作ってくれました
娘と二人でその汁を最後まですすって
コタツにあたりながら持っていったたい焼きをストーブで焼いて食べました
じいちゃんは今度の正月がきたら93歳になります
ばあちゃんは87歳に
ずっと80近くまで
いえ 過ぎてからも森林組合で働いて家を支えてきたじいちゃんは
今ではもうわたしのことも父のことも誰だかわかりません
戦争へも行って、ひとりで5人の子どもと妻を養ってきたじいちゃんは
今ではひとりで上着を脱ぐこともできず
膝も腰も曲がって小さく丸まったばあちゃんに手伝ってもらって
布団に入ります
布団をかけてもらいながらじいちゃんは初めての他人を見るような目で
「送ってくれてありがとうな。お前はご飯は食べたのか?ゆっくりしていけよ。」
とわたしに言います
ストーブに薪をくべる父の白髪頭の後姿に
しめつける様な寂しさを感じてしまい
ストーブの上の煮詰まった渋いお茶を飲むと
逃げるように帰ってきてしまいました
峠の開けた空では膨らんできた月が山肌を碧く照らして
雲は夏の空に見た雲の速さとは明らかに違う速度で
形を変えて
その雲の間からちらちらと
目立つ星が顔を出して
ほんとに
きれいで
わたしのくすんだ気持ちとはえらい裏腹に
ほんとにきれいで
長い間空を見てるのが辛くなってしまって
やっぱり
逃げるように家へ帰ってきたのです
とっても二人では食べきれないほどに大きな白菜と大根を
車に積んでもらって
わたしはそこからも逃げるように静かな峠を越えて帰ってきたのです