おやすみまで
湯たんぽのお湯を入れてるときいっつも思う
お湯がだーって手にかかったらどうしよう
て
あっついだろうから思わずぎゃ て飛び退くだろうな
そうすると湯たんぽひっくり返るだろうな
そうするとお湯が宙を舞って足とか手とかあちこちに降りかかるんだろうな
あっついだろうな
あーこわいこわい
なんて思いながら湯たんぽにお湯を注ぐとき
ものすごい緊張します
そして湯たんぽにフタをするとそれを胸に抱え
ふらふらと二階へ上がって
布団にそっとしのばせて
歯を磨いて
電気を消して
ふとんとん
と眠りにつくのです