ドコモハンブンコ
スマホ壊れた!
夕飯中だったがドコモへ走った
閉店間際に駆け込み
すぐ帰れるのかと思ったら
マスクで顔の半分を覆った
きっときれいなお姉さんであろう人に番号札をとらされた
本を読んでいたら番号を呼ばれた
窓口まで行くとまた違うマスクで顔の半分を覆った
きっときれなお姉さんであろう人がイスを引いて座らせてくれた
そのきっときれいであろうお姉さんは
マスクで半分かくれた顔のほとんどが目
ってくらいに大きなお目々をして
つけまつげで重たそうにまばたきをした
顔の半分目で顔の半分マスクの
きっときれいなお姉さんであろう人は
一生懸命しかし早口でわたしに説明してくれるのであるが
お姉さんのまつげが気になってちっとも話が入ってこない
「お気をつけてお使いくださいませ」
半分目と半分マスクのお姉さんの話を話半分に聞いたわたしは
「お帰りのお出口ご案内します」
と導かれるまま
マスクだらけのきれいなお姉さんであろうだらけの
ドコモを後にした
結局
わたしのスマホは壊れていなかったんだと思う
でもどこに気をつければよいのか
半分もわかってないわたしは
家に帰って半分食べかけのカレーを
チンして残さず全部食べた