どこからかやってきて富山の石黒さんちからつながる道
土曜日
富山まで行って来ました
ある人に会いに
その人は本で読んで知って
「あーもう会うしかない」
といても立ってもおられず手紙を書いて
やっとで会いに行ってきた
というわけです
富山の山奥深く
その家は一軒ぽつんと
くろちゃんがお出迎え
わたしを突き動かしたもの
それは農という営みをとおして
生きることを哲学する自然農、川口由一さんの本に出会ったこと
そしてその中で自然農をやっておられる石黒さんを知り
会いたい!会わなきゃ
となったわけです
わりと思い込みで突っ走るタイプでして
それを大らかに受け止めていただき今回おじゃましてきました
最初に文子さんに田んぼをぐるりと案内していただき
ご主人の完二さんがいらしたところで畑を案内していただきました
秋の紅葉のように
少しずつ色を変える山々
山桜の薄桃色と若芽の鶯色
文章で書いてしまうとたった二色しか表現の術のないわたしですが
同じ桜でも少しずつ色は違って
若芽の色も木々によって少しずつ違う
春のそんな山を
春紅葉というそうです
まだ雪が融けたばかりということで
農作業はこれからが本番という感じ
そのおかげで
ゆっくりとお話を聴くことができました
完二さんは髭もじゃの熊のような方で
時を忘れ楽しいお話を聴かせてくださいました
何を話し何を聴いたか
ここにすべて書こうとは思いませんが
今日ここへ来てよかった
と何度も何度も心の中で感謝をしました
「もうやるしかないよ
自分は媒介にしかすぎない
俺の先にあるものを掴め」
と言われたとき涙がどあーっと出てそうでしたがこらえてしまいました
突っ走り型なんですが堪え性なんです
「やりたいことをやるために、がんばって働いてください」
と力強く励まされました
帰りの車の中で一緒に行ったTさんといろいろ話して帰りました
それでこれまたありがたい言葉をいただいてしまい
これはもうやるしかないな
と鼻息荒く
けど翌日のバイトがやっぱり憂鬱で
石黒さんの、やりたいことを~という言葉を頭に叩き込んで
布団に入って3秒で眠りにつきました
そして月曜
本日のよしま農園さんの見学へと
道はつながるのです
続きますよー