なにもない暑い一日

女神ちゃん

2013年07月11日 02:58

猛烈に暑い
毎日
ほんとに疲れる

高山は日中は35前後になっても
夜は20度まで下がるのでたいへんありがたいのだが

今日は授業参観
朝娘に
「遅れて来んといてよ」
と言われた
どうも学校が苦手で
授業参観中の一時間
ずーっと立ちっぱなしというのはほんとに疲れるわけで
いつも遅れて行く私は今朝も怒られた


今日行ったら廊下にお母さんたちずらーっと並んでいるのにだーれも教室に入らない
そうこうしてるうちに授業前の歌が始まった
「入っていけないんですか?」
と周りのお母さんに聞いてみたが
「さぁ」

なんで入らんのか?
入ってしまえ

カーペンターズの「トップオブザワールド」をCDに合わせて唄う子どもたち
わたしが入っていったらみんな少し照れたような顔をした
あー、みんなで英語の唄とか唄うのなんか恥ずかしかったもんな

娘がわたしを見て、こっちこっち
というように目で合図をした
一番端っこの列の娘の横に立って子どもたちが唄うのを聞いた

わたしが入ったら他のお母さんたちもぞろぞろと入ってきてそれぞれ思いの場所へ行った
教室の中はむあーっと蒸し暑く
たった一個の扇風機が壁に張り付いてぶーんと首を振っていた
壁にもたれたお母さんたちは扇子で顔をあおっている
わたしも懇談会の資料であおった
夏服の袖から日焼けした腕を伸ばした子どもたちの見つめる先には
はきはきとした元気のいい若い先生が立っている
先生もまた子どもたちをちゃんと見つめている
みんなステキな笑顔してるな
と思った

それにしても暑い
あまりの暑さに
講習や懇談会は勘弁ということで家に帰った
帰って梅を甕から出して干した
梅漬けにしようと思っていたけど
思ったより早く梅雨も明けてしまったので干してみることにした

亡くなったおばあさんからもらった甕から
これまたおばあさんからもらった竹のざるに一個一個梅を並べる
くっつかないように破かないように慎重に
並んだ梅はふっくらと
少し黄色い桃色で
もうそのままほおばりたい衝動に駆られる

がまんしてそこを離れて
居間に敷いた上敷の上に座ると
イグサの香りがして
カーテンを揺らす風がやっとで汗をすうっと向こうへやってくれる

あんまり気持ちよいのでごろりと寝そべってみた
いいにおい

小一時間ほど寝てしまっただろうか
人の気配がして目が覚めたら娘が立っていた

「あちー!」

体育館での講習はサウナ地獄だったそうだ
行かんで正解

「まさかお母さんが一番に入ってくるとは思わなんだわ」

ちょっとうれしそうな娘の顔を横目に
台所でおばあさんの甕に手を入れて

そんなこともあるんですよ、たまには


得意顔で
梅酵素をかき混ぜるわたしであった




脈絡のない日記であった




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