コタツの妖精「こたっちゃん」
こたつで寝ると顔が腫れます
あと体中がバッキバキに痛くなります
声が枯れます
お肌も乾燥して荒れます
しょっちゅう目が覚めて熟睡できません
それでもこたつで寝てしまうのはなぜなのでしょう
それは
こたつに妖精が住んでいるからです
やさしく膝枕してくれるからです
「さぁおいでなさい、横たわりなさい」
と耳元で囁かれるからです
呼ばれるからです
そうしてごろりと横になったら最後、
こたつの妖精は優しく甘い声であなたを引き込んでおいて、
あなたの生気を吸い取り廃人にしてしまうのです
優しい声にだまされてはいけません
甘い囁きに現を抜かしてはいけません
今すぐこたつの妖精と縁を切ってください
廃人になりたくなかったら今すぐこたつの中に頭をつっこんで、
「こたつ断つ!」
と叫んでください
これであなたも明日から真っ当な人間として町を歩くことが許されるでしょう