女神ちゃん

2015年09月20日 01:03

赤いブランコの椅子に腰かけて濡れた地面を蹴ってみると
それまで一緒にいたはずの人が視界から消えた
真夜中にキィキィと小さい音で揺れるブランコは
わたしたちがその時間そこを通るまでなんの音もなくしんと静まり返っていた
通りすがりの公園
子猫が一匹わたしの前を通り過ぎていった






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