タバコ
列車に乗り込んだ
鈍行
各駅停車でとりあえず南へ
マフラーを鼻まで引っ張りあげて
足元の荷物に足を投げ出し
肩をすぼめて深くもたれる
窓の外はすでに日は落ちて
朱色の電飾が目に突き刺さる
窓ガラスに映る自分
この顔はいったい誰なのか
見慣れた顔がわからない
どこへ向かっているのか
何を 何かを言おうとしているその瞳は
出口の見えないトンネルか
ただこのままだまって座っていれば
ただだまって埋もれていれば
時間が外へ押し出してくれる
外へ先へ
ゆっくり漆黒の闇へ吸い込まれる
漆黒の闇よ
青白い煙だけが行き先を知っている
鈍行
各駅停車でとりあえず南へ
マフラーを鼻まで引っ張りあげて
足元の荷物に足を投げ出し
肩をすぼめて深くもたれる
窓の外はすでに日は落ちて
朱色の電飾が目に突き刺さる
窓ガラスに映る自分
この顔はいったい誰なのか
見慣れた顔がわからない
どこへ向かっているのか
何を 何かを言おうとしているその瞳は
出口の見えないトンネルか
ただこのままだまって座っていれば
ただだまって埋もれていれば
時間が外へ押し出してくれる
外へ先へ
ゆっくり漆黒の闇へ吸い込まれる
漆黒の闇よ
青白い煙だけが行き先を知っている
Posted by 女神ちゃん at
◆2010年09月09日01:13
│スキマ