銀色の丸い風船
慌てていたのと
天気がよいので
久々に自転車に乗ってみた
雪どけ水が道路に流れ出て反射して
きらきらしていた
そいつは
車の通りのほとんどない日当たりのよい道路のど真ん中に
地上82センチくらいのところで浮いていた
丸くて
ぱつんぱつんに膨らんだそいつは
細い細い一本足を
ひらひら地面から浮かしたりくっつけたり
ほんとに気まぐれに吹いてきた緩い風にふかれて
上へ行ったり
二、三歩よろよろとしながら
やわらかい雪どけのにおいとともに
わたしの自転車のよこをすぎていった
天気がよいので
久々に自転車に乗ってみた
雪どけ水が道路に流れ出て反射して
きらきらしていた
そいつは
車の通りのほとんどない日当たりのよい道路のど真ん中に
地上82センチくらいのところで浮いていた
丸くて
ぱつんぱつんに膨らんだそいつは
細い細い一本足を
ひらひら地面から浮かしたりくっつけたり
ほんとに気まぐれに吹いてきた緩い風にふかれて
上へ行ったり
二、三歩よろよろとしながら
やわらかい雪どけのにおいとともに
わたしの自転車のよこをすぎていった
Posted by 女神ちゃん at
◆2013年02月09日13:46
│スキマ