夏向け 病院のハナシ 3 最終話

「牧野さん、お薬持って来ました」



「・・・・」


「これ飲んで少し休んでください ね?」



楽のみで薬を飲ませます

牧野さん、窓の方を向いています


毎晩奥さん大変だろうな
この人もデリケートな人なんだろうな
牧師さんて大変な仕事やったろうな
キリスト教とは無縁だけど、いろんな人の相談受けたり悩みを打ち明けられたりしてきたのかな
身体が思うように動かなくなって辛いだろうな・・・



牧野さん顔だけ窓の方向いて、こちらからははっきり顔が見えません
ここは3階
カーテン越しに月明かりがぼうっと照らす後姿はなんだか寂しげです

わたし一人でぎゃーぎゃー言ってごめんなさい 牧野さん



「看護婦さん」

「なんですか?」



「窓を開けてくれんか」


「え?暑いですか?」






「あの子を入れてやってくれんか」


「へ?」


窓を凝視する牧野さん






「カーテン開けてくれ」



「やです!!」





「窓のそとに女の子がおって かわいそうにずっとこっち見とる
入れてやってくれんか」



夏向け 病院のハナシ 3 最終話




終わり★









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この記事へのコメント
面白いっす。
あ、あと、中西さんのお話をよろしく。
Posted by ねた at 2011年07月29日 00:02
ありがとう
お馬さんね もちょっとまってね
小出しにしますからね
Posted by 女神ちゃん女神ちゃん at 2011年07月29日 19:49
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