バトル 2
「脇田さん、今夜は脇田さんの好きなじゃことがんもどきですよ」
「お前は夕飯配ったらもう帰るのか」
「そうです。日勤ですので」
「喰わん」
「え?食べたくないんですか?気分悪いの?」
「喰わん!持っていってくれ」
それでも置いといたらちょっとは手をつけてくれるかな
と思っておいていこうとしたらまた怒鳴られたので
ナースステーションで預かることにしました
はぁ・・・むずかしい
準夜ナースに申し送って帰ります
その日はカラオケでアンルイスとブルーハーツを唄いまくりました
翌日
日勤です
深夜ナースからの申し送りで、脇田さん夕飯完食したとのこと
へー食べれたんだ しかも完食
よかった
「おはようございます、脇田さん」
訪室するとぶかぶかの浴衣、寝たまま後姿で窓のほうを見ています
脇田さんの見ている窓のそとは冬が終わって
公園の木々の枝が少し色をつけはじめ
空も少しずつ青くなりはじめたころです
「脇田さん、きょうはちょっと温かいね。花粉がそろそろ飛び始めたみたい」
「・・・」
「昨日夕食全部食べれたんですね。よかった。気分悪かったのかと思ってたんですよ」
「・・・お前じゃない看護婦が来た、夕べ。夕飯のあと背中をさすってもらおうとお前を呼んだのに」
「わたしは日勤だから帰るって言ったじゃないですか。ちゃんとその後の看護婦に申し送っときましたよ。さすってもらわなかったんですか?」
「・・・」
まだ深夜ナースが残っていたので聞いてみると
準夜も深夜も背中さすってコールはなかったようでした
ただ
「あの看護婦は帰ったのか」
とコールしてきたとのこと
そして
「腹が減った。飯をくれ」
と言ってぺろりと平らげたとのこと
脇田さん謎です
灰色の白衣を床まで引きずるような重い気持ちで他の病室をまわろうとすると
ピンポーン ピンポーン
脇田さんです
訪室すると
「背中さすってくれ」
ピンポーン ピンポーン
「足をさすってくれ」
ピンポーン ピンポーン
「背中さすってくれ」
ピンポーン ピンポーン
ピンポーン ピンポーン ピンポーン
ピンポーン ピンポーン ピンポーン ピンポーン
「ゆりちゃぁ~ん!!!(泣)」
ゆりちゃんは病棟婦長です
あまりに頻回のコールでこれでは他の仕事が進みません
さすがにゆりちゃん
「今度のコールはわたしが行くから、あなたは他の業務やってきて」
それから2、3回コールありましたが
全部ゆりちゃんが行ってくれて、わたしはなんとか他の業務をこなすことができました
でもそのあとぷっつり
脇田さんからのコールが途絶えました
脇田さん いったいなに?
お昼になり昼食を脇田さんの部屋へ運ぶと
「お前おるのになんで来ん」
「わたしは脇田さんだけじゃなくて他にも患者さん受け持ってるんです。それにわたしじゃなくても看護婦来るでしょ?」
「・・・」
無言でまたも窓のほう、そっぽ向かれます
腹立つやら泣きたいやら
そっぽ向きたいのはこっちです
「お前は夕飯配ったらもう帰るのか」
「そうです。日勤ですので」
「喰わん」
「え?食べたくないんですか?気分悪いの?」
「喰わん!持っていってくれ」
それでも置いといたらちょっとは手をつけてくれるかな
と思っておいていこうとしたらまた怒鳴られたので
ナースステーションで預かることにしました
はぁ・・・むずかしい
準夜ナースに申し送って帰ります
その日はカラオケでアンルイスとブルーハーツを唄いまくりました
翌日
日勤です
深夜ナースからの申し送りで、脇田さん夕飯完食したとのこと
へー食べれたんだ しかも完食
よかった
「おはようございます、脇田さん」
訪室するとぶかぶかの浴衣、寝たまま後姿で窓のほうを見ています
脇田さんの見ている窓のそとは冬が終わって
公園の木々の枝が少し色をつけはじめ
空も少しずつ青くなりはじめたころです
「脇田さん、きょうはちょっと温かいね。花粉がそろそろ飛び始めたみたい」
「・・・」
「昨日夕食全部食べれたんですね。よかった。気分悪かったのかと思ってたんですよ」
「・・・お前じゃない看護婦が来た、夕べ。夕飯のあと背中をさすってもらおうとお前を呼んだのに」
「わたしは日勤だから帰るって言ったじゃないですか。ちゃんとその後の看護婦に申し送っときましたよ。さすってもらわなかったんですか?」
「・・・」
まだ深夜ナースが残っていたので聞いてみると
準夜も深夜も背中さすってコールはなかったようでした
ただ
「あの看護婦は帰ったのか」
とコールしてきたとのこと
そして
「腹が減った。飯をくれ」
と言ってぺろりと平らげたとのこと
脇田さん謎です
灰色の白衣を床まで引きずるような重い気持ちで他の病室をまわろうとすると
ピンポーン ピンポーン
脇田さんです
訪室すると
「背中さすってくれ」
ピンポーン ピンポーン
「足をさすってくれ」
ピンポーン ピンポーン
「背中さすってくれ」
ピンポーン ピンポーン
ピンポーン ピンポーン ピンポーン
ピンポーン ピンポーン ピンポーン ピンポーン
「ゆりちゃぁ~ん!!!(泣)」
ゆりちゃんは病棟婦長です
あまりに頻回のコールでこれでは他の仕事が進みません
さすがにゆりちゃん
「今度のコールはわたしが行くから、あなたは他の業務やってきて」
それから2、3回コールありましたが
全部ゆりちゃんが行ってくれて、わたしはなんとか他の業務をこなすことができました
でもそのあとぷっつり
脇田さんからのコールが途絶えました
脇田さん いったいなに?
お昼になり昼食を脇田さんの部屋へ運ぶと
「お前おるのになんで来ん」
「わたしは脇田さんだけじゃなくて他にも患者さん受け持ってるんです。それにわたしじゃなくても看護婦来るでしょ?」
「・・・」
無言でまたも窓のほう、そっぽ向かれます
腹立つやら泣きたいやら
そっぽ向きたいのはこっちです
Posted by 女神ちゃん at
◆2012年04月11日22:58
│看護婦シリーズ