オペ室勤務

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幽霊話、リクエストあったんですが
こういう話ってのは普通に世間話みたいに話すとどうもマズイみたいですね
世の中は「見える」人と「見えない」人に分類されていて、
「見えない」人にとっては「見える」=「あぶない人」ということになってしまうようなんです
それまで友だちだと思ってた人が急によそよそしくなったり、
あからさまに電話を切られたり
塩を投げつけられたり

なんてことはありませんが
「見える」人にとってはそんなつもりがなくても見えたり感じてしまうので
それが当たり前で、疑いようがない
「見えない」人にとっては目に見えないんだからまったく信じられない!
こいつ頭おかしいんじゃないか?!
ていうことなんだと思います

たぶん永遠に和解できないもんだと思っております



わたしは20代、とある市の総合病院に勤めておりました
午前中仕事、午後授業(または実習)、夕方からまた仕事
という具合に学校と職場を行ったり来たりで働きながら看護婦学校に通い、免許をとりました
その学生だった頃、中央材料室と隣のオペ室に配属だったことがありました
といってもまだ免許も持たないためオペ室に勤務と言っても
直接オペに立ち会うことはありません
見学はさせてもらいましたけどね
学校が終わって夕方仕事に出て行くと、
オペも終わりミーティングも終えたドクターやナースが帰るのと交替します
学生のわたしのために「掃除」といった仕事がちゃぁんと残してあるのです

「第1、2、3、5オペ室までお願いね  あとここのダンボールは今一階まで運んでもらえるかしら」



とりあえず言われたダンボールを一階の言われたところまで運びます
横に大きい(長い)ので台車で行こうかな
と思ったけど持ってみたら意外と軽かったので手で持ってエレベーターに乗りました

6階から1階
6階から利用する人なんて滅多にいません
途中からも誰も乗らず下まで一気に下りました
エレベーターの中の自分
ダンボール抱えた自分

ん オペ着 なかなか似合ってるな

なんてエレベーターの中の鏡でチェックしながら

チン


ダンボールを抱え降ります

中のものが箱の中で転がっています
箱ぎっしりに詰まってるんじゃないんだな

なんて思いながら

箱の中身はなんじゃろな
壊れ物じゃないよな

なんて思いながら

下で待っていた職員さんに手渡します


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